弊社技術の出自である名古屋大学
大学院創薬科学研究科構造分子薬理学分野のニュースです
日華化学株式会社 毛髪科学研究所と国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院創薬科学研究科 構造分子薬理学分野との共同研究の結果、オウゴンエキスにタイトジャンクション緩和成分、グレープフルーツエキスにタイトジャンクション強化成分が含まれていることを確認し、学会発表及び特許の取得がなされました(2023/7/5)
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2023/07/post-529.html
ヘスペレチン(柑橘果実に含まれるフラボノイド)とケルセチン(タマネギなどに含まれるフラボノイド)を高濃度で作用させることによる上皮細胞のクローディン量変化、およびそのメカニズムについて論文発表されました(2023/4/18)
Antioxidants (2023) 12, 952
Pharmacologic Comparison of High-Dose Hesperetin and Quercetin on MDCK II Cell Viability, Tight Junction Integrity, and Cell Shape
https://www.mdpi.com/2076-3921/12/4/952
甘草エキス成分でもあるグリシルリチンが胆汁に含まれているデオキシコール酸塩と混ざることで、タイトジャンクション構成タンパク質に作用し、タイトジャンクションを緩和することが論文発表されました(2022/1/4)
Food & Function (2022) 13, 1953-1964
Direct inhibition of the first PDZ domain of ZO-1 by glycyrrhizin is a possible mechanism of tight junction opening of Caco-2 cells
https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2022/fo/d1fo03062k
様々なNSAIDs(非ステロイド性抗炎症剤)がタイトジャンクション構成タンパク質や細胞内のシグナル伝達に作用し、タイトジャンクションを緩和する可能性のあることが論文発表されました(2021/3/4)
International Journal of Molecular Sciences (2021) 22, 2583
NMR-Guided Repositioning of Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs into Tight Junction Modulators
https://www.mdpi.com/1422-0067/22/5/2583
ナリンゲニン(柑橘果実に含まれるフラボノイド)が上皮細胞のクローディン量を増やし、タイトジャンクションによるバリア機能を向上させること、一方で、ケルセチン(タマネギなどに含まれるフラボノイド)が上皮細胞のクローディン量を減らし、タイトジャンクションによるバリア機能を緩和することが論文発表されました(2020/10/27)
Nutrients (2020) 12, 3285
Opposing Effect of Naringenin and Quercetin on the Junctional Compartment of MDCK II Cells to Modulate the Tight Junction
https://www.mdpi.com/2072-6643/12/11/3285
バイカリンとバイカレイン(オウゴンエキスに含まれるフラボノイド)が細胞内のシグナル伝達に作用し、タイトジャンクションを緩和することが論文発表されました(2020/7/31)
Eur. J. Pharmacol. (2020) 887, 173436
High dose of baicalin or baicalein can reduce tight junction integrity by partly targeting the first PDZ domain of zonula occludens-1 (ZO-1)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0014299920305288